65歳パソコン教師の日記 NO.1355 (2004.02.19)
今朝、早起きしたお陰で今日もマガジンを配信できました。昨日、ヘミン
グPCの具合がおかしくなったということで、本体だけを送って貰うことに
していたのですが、午前中に到着の予定が夕方になってしまいました。
デフラグのフリーソフトを実行した後に起動しなくなったということです
が、セットアップして電源を入れたのですが起動しません。CPU、メモリ、
グラフィックボードを交換してみましたが起動しません。
最後の手段、マザーボードを交換しました。これは新しくパソコンを組み
立てる以上に手間がかかりますが、電源を入れると起動しましたから、マザ
ーボードが原因だったことになりますね。
取り外したマザーボードを他のパソコンに装着してみました。こちらも問
題なく起動しましたから、マザーボードの欠陥でもありません。これまで一
年ほど快調に動いていたのですから、パーツの相性の問題でもありません。
このように、パソコンは不可解なことが起きます。順調に動いていたパソ
コンが、何かの拍子におかしくなることがあるのです。無闇にフリーソフト
をインストールするのはトラブルの原因になります。
パソコンが起動するのなら、システムの復元で戻るのですが、起動しない
のではOSのクリーンインストールをするしかありません。このような時の
ために、リカバリーDVDを作成しておくことが必要ですね。リカバリーD
VDさえあれば怖いもの知らずでパソコンを使えますよ。
【Windows XP のアクティベーション】
「Windows XP」をインストールすると「アクティベーション」というライ
センス認証を受けなければなりません。インターネットに接続すれば簡単に
認証されます。
- ※
- Windows XP のシステムCD−ROMが付属していない(リカバリーC
D−ROMが付属している) 既製品パソコンの場合はアクティベーシ
ョンは不要です。
認証の際に、アクティベーション情報を記録したファイル「C:\WINDOWS\s
ystem32\wpa.dbl」が「マイクロソフト」へ送信されて保存されます。 この
ファイルには、あなたのパソコンのハードウェア情報も記録されています。
また、このファイルには認証を受けた記録が書き込まれます。
ところが「Windows XP」を再インストールする度に「アクティベーション」
を行わなければならず、ハードウェアに変更がある場合はインターネットで
は認証されません。「マイクロソフト」の「アクティベーション」へ電話を
かけ、通知されたキーを入力しなければなりません。
前回送信されたハードウェア情報と異なると、他のパソコンに「Windows
XP」をインストールしたと看做されるのです。そのために「マイクロソフト」
へ電話をかけ、口頭でハードウェアの増設や換装の説明をして了解されなけ
ればならないのです。
私は頻繁に「Windows XP」を再インストールしますし、ハードの増設や換
装も度々です。その都度電話で認証を受けるのは面倒ですし、まるで不正を
行ったように疑われるのは気分の良いものではありませんね。
「Windows XP」を再インストールしても「アクティベーション」を受けな
くても済む方法があります。ただし、この方法はハードウェアに変更がない
場合のみ有効です。
「WindowsXP」を再インストールする前に「C:\WINDOWS\system32\wpa.dbl」
ファイルをフロッピーディスクにでもバックアップしておき、再インストー
ル後にこのファイルを 「C:\WINDOWS\system32」フォルダ内に上書き保存す
ればOKです。