65歳パソコン教師の日記 NO.1487(2004.07.31)
昨日と今日の神奈川は台風10号の影響で、突然強い雨が降ったり、日が
照ったりと不安定な天候です。その都度、窓を開けたり閉めたり、忙しいこ
とです。台風は西寄りに進むため、四国を直撃するそうですが、被害がない
ことを祈っています。
このマガジンのHTMLバックナンバーの目次作成を一年余り続けてくだ
さった「No.1041 パラリンさん」がお仕事の都合で出来なくなり、その仕事
を「No.1171 さくぼさん」が引き受け、一ヶ月以上前から作成に取り組んで
くださっています。
目次作成は適切な項目に分類することが大切です。人によって分類の方法
が違いますから、途中から担当者が変わると混乱してしまいます。そのため、
さくぼさんにはゼロから作り直してくださるようお願いしました。これは大
変な作業ですから3〜4ヶ月はかかるでしょう。ご期待ください。
さくぼさんには、時間がかかっても結構ですから、納得できるものを作っ
てくださいとお願いしています。完成するまではテキスト版バックナンバー
をご利用頂くことにして、HTMLバックナンバーは、No.1430 でストップ
したままになっていました。
テキスト版バックナンバーの利用は、保存したフォルダを右クリック、→
「検索」をクリック、→「ファイルに含まれる単語または句」欄に調べたい
単語または句を入力、→「検索」ボタンをクリックします。
本日 「No.182inujimaさん」から、No.1431〜1480 までの50回分のHT
MLバックナンバーが届きました。 「inujimaさん」はITの講師として地
元京都でボランティア活動をされていますが、その合間に、パラリンさんの
続きを作成してくださったのです。ヘミングメイトには素晴らしい人が多数
いらっしゃいますね。そのご好意に感謝し、早速アップしましたのでご利用
ください。
【バイオスについて】
今日は、初心者にとって取っ付き難い「バイオス」について書きましょう。
「バイオス」は「Basic Input/Output System」の略で、 直訳すれば「基本
的な入出力を担当するシステム」で、パソコンに接続されている様々な周辺
装置を制御するプログラムです。このプログラムはマザーボード上に装着さ
れたROMに記録されています。
パソコンの電源が入ると、最初にこのプログラムが実行され、メモリーそ
の他の各種周辺装置の診断と初期化を行い、OSに制御を渡します。OSが
起動しても、基本的な入出力の部分を担当し、OSと周辺装置との橋渡し役
を務めているのはバイオスです。
バイオスはメーカーやバージョンによって異なり、メーカー製パソコンの
場合は独自に変更しているケースもありますから、バイオスを起動する方法
も「F1」「F2」「Delete」キーを押すなど、機種によって異なります。どの
キーを押せば良いのかは、POST画面の下方に表示されます。
POST画面とは、パソコンの電源を入れると黒い画面に白い文字でメモ
リーテストなどの状況が表示される画面です。メーカー製パソコンの場合は、
POST画面を表示せずに、メーカーのロゴが表示されるケースが多いよう
です。「Esc」キーを押すとPOST画面に切り替わります。
メーカーのロゴを表示しても何の役にも立ちませんから、バイオスを起動
したら、POST画面を表示するように変更しておきましょう。Windows XP
の場合は、ファーストブートドライブを「CD-ROM」に変更しておくことも必
要です。変更方法は、バイオスの説明書に記載されています。
バイオスを弄るのは怖いという人もいますが、いつでも工場出荷状態に戻
すことが出来ます。バイオスを起動して、指定されたキーを押す方法の他に、
電源を切って、マザーボード上のボタン電池を取り外し、10秒ほど経って
から電池を戻す方法、マザーボード上のジャンパピンを移動して、10秒ほ
ど経ってから元の位置に戻す方法などがあります。
バイオスではマウスを使用出来ませんから、操作はすべてキーボードで行
います。バイオス画面の下方に、キーの役目が表示されています。バイオス
で使用するキーは「Enter」「Esc」「F6などのファンクションキー」「↓な
どのカーソルキー」「+」「-」キーなどです。
最近のバイオスは日本語表示に変更することも出来ます。バイオスを終了
する際に、設定変更を有効(上書き)にしたり、無効にすることが出来ます。
バイオスを起動したことのない人も、一度起動してみると勉強になりますか
ら、怖がらずにやってみてください。