68歳パソコン教師の日記 NO.2010 (2006.05.27)


 ヘミングパソコンの制作で忙しかったために、この二日間、マガジンを休 刊させていただきました。九州は梅雨入りしたそうですが、関東も梅雨のよ うな鬱陶しい日が続いています。


  【オーバークロック】

 CPUを規定以上の動作クロック周波数で動かすことを「オーバークロッ ク」と言います。動作クロック周波数は、FSB 周波数に動作クロック倍率を 乗じた数値です。

 例えば、FSB 周波数が「200MHz」、動作クロック倍率が「15」なら、動作 クロック周波数は「3.0GHz」です。「オーバークロック」はFSB 周波数を変 更して行ないます。FSB 周波数を「220MHz」にアップすると、動作クロック 周波数は「3.3GHz」になります。

 FSB 周波数の基本値は少し余裕を持って設定されています。この余裕の範 囲内で上げるのですが、上げ過ぎるとシステムが不安定になったり、起動し なくなったり、果てはCPUやマザーボードが壊れるというリスクを伴いま す。

 「3.0GHz」クラスのCPUになると僅か「0.3GHz」の違いで、価格差は5 千円から1万円以上もあります。これが「オーバークロック」なら無料なの ですから魅力があります。

 「オーバークロック」は「バイオス」で行なうのが基本ですが、ある程度 の知識が必要ですから、初心者には敷居が高いでしょう。ところが、最近の マザーボードには「オーバークロック」ツールが付属しているケースが多く、 これなら初心者でもOKです。

「GIGABYTE」製のマザーボードには「Easy Tune」というツールが付属して います。「Easy Tune」を起動、→「Over Clocking」ボタンをクリック、→ 「Easy Mode」ボタンをクリック、 →「GO」ボタンをクリックするだけです。 安全な範囲で「オーバークロック」されます。

 自信がある人は「Advanced Mode」ボタンをクリック、→「FSB」の▲ボタ ンをクリックして FSB 周波数を上げます。 動作を確認しながら「1MHz」ず つ上げていくのが良いでしょう。 動作クロック倍率(Ratio)を変更してはい けません。

 FSB 周波数を上げるとCPUの温度が上がります。温度が上がり過ぎる場 合は、FSB 周波数を下げます。「オーバークロック」は自己責任で行なって ください。

 「MSI」製マザーボードには「Core Center」、「ABIT」製マザーボードに は「OC Ruru」という「オーバークロック」ツールが付属しています。

 「オーバークロック」の結果は「POST」画面で確認できますが、CPUの 情報を表示する「CrystalCPUID」というフリーソフトが便利です。下記のサ イトからダウンロード、→ダウンロードした「CrystalCPUID48.zip」ファイ ルを解凍します。展開された中の「CrystalCPUID.exe」ファイルをダブルク リックして起動します。

 http://crystalmark.info/

 「System Clock」が FSB 周波数、→「Multiplier」が動作クロック倍率 です。「Original」が基本値、「Current」が「オーバークロック」後の現 在値です。