62歳パソコン教師の日記 NO.211 (2000.7.28)
最近は1GBのCPUを搭載したパソコンが販売されています。私のパソコンのCPU Pentium U 400MHz と比べたら、2倍以上のパフォーマンスが期待できます。でも、Pentium U 400MHz でも充分に役に立っています。
読者の皆さんの中にもCPUを交換しようとお考えの方もいらっしゃるでしょう。また、パソコンを買い換えるなら、どんなCPUが搭載されているものが良いのだろうと思っている人もいると思います。さらに、パソコンの自作を考えている人は、CPUは何にしようかとお考えでしょう。
今日は読者の「鈴木重幸さん」から、CPUについて説明をして欲しいというメールを頂きました。CPUは車で言えばエンジンのようなものですから、皆さんも関心がおありでしょう。
現在販売されているパソコンに搭載されているCPUの主なものといえば、[Intel 社] の [Pentium V] と [Celeron]、[AMD 社] の [Athron] と [K6-2] でしょう。
ご自分のパソコンに搭載するCPUはどれでも良いというわけにはいきません。CPUはマザーボードに装着しますから、マザーボードによって搭載できるCPUが違うのです。
CPUには [Slot1]、[Socket370]、[Socket7]、[SlotA] などの形状があります。マザーボードの方も同じです。マザーボードの形状にマッチしたCPUでなければ装着できません。対応は下記の通りです。
Intel PentiumV Slot1 Intel PentiumU Slot1 Intel MMX Pentium Socket7 Intel Pentium Socket7 Intel Celeron SEPP Slot1 (466MHz 前まで) Intel Celeron PPGA Socket370 (366MHz から) AMD Athlon SlotA AMD K6-2 Socket7 (100MHz FSB に対応→Super7)
PentiumV 800MHz 以上には、ベースクロック (FSB) が 100MHz と133MHz の2種類があります。133MHz の方は [PentiumV 800EB MHz] のように表します。 同じ [Slot1] ですが、外部周波数に合ったチップセットを搭載したマザーボードが必要になります。
PentiumV と Athlon の性能比較ですが、いろいろなベンチマークテストの結果を見ますと、 Athlon の方が計算処理、描画処理、ファイル処理のすべてにおいて僅かに速いようです。価格は同じようなものでしょう。
PentiumU の廉価版として登場した Celeron は K6-2 のライバルです。性能、価格とも同じようなものです。PentiumV、Athlon と比べかなり安価ですから、安いパソコンのほとんどは、これらのCPUを搭載しています。
性能で選ぶなら PentiumV か Athlon、価格で選ぶなら Celeron か K6-2 ということになりますね。但し、CPUの交換の場合は、ご自分のパソコンのマザーボードに適合しているか、動作確認はされているか、お店の人に確かめてからお買いください。
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