63歳パソコン教師の日記 NO.748(2002.3.12)


 私が運転免許を取り、初めて自動車を運転したのは昭和29年でした。当 時の日本では四輪車はまだ製造されておらず、オート三輪車が全盛でした。 とてもシンプルというか、現在の車と比べると原始的なものでした。

 今ではどんな車にも装備されている、セルフスターターはありません。キ ックペダルを反動を付けて勢いよく蹴り下げてエンジンを始動するのです。 方向指示器はレバーを捻ってワイヤーで引っ張り上げる方式、ワイパーも内 側のレバーを左右に動かして連動させるのです。

 エアコンどころかヒーターもありません。オートバイに前面ガラスを付け たようなものですから、サイドドアーなどはありませんし、床の隙間から地 面が見えます。天井は骨組みにズックを張ったものです。これではヒーター があっても役には立ちませんね。

 ブレーキはロッドで伝達するドラム式で後輪にしか付いていません。プロ ペラシャフトのユニバーサルジョイントは直径15センチ、厚さ1センチほ どの円形、材質はゴム引きのズックのようなもので代用していました。

 エンジンは空冷単気筒750CC、変速機はオートマチックどころか、シ ンクロもありませんから、ダブルクラッチを使って変速します。このタイミ ングが合わないとギアチェンジができず、大きなギア鳴りがしました。

 角ハンドルの右手にはスロットルレバーとチョークレバーが付いています。 スロットルレバーはアクセルと同じですが、チョークレバーは空気の流入を 増減して混合ガスの濃度を調整するものです。

 左手にはイグニッションタイミングレバーがあります。これは点火時期を 調整するものです。このように、すべて手動で行う構造でした。現在の車は すべてが自動で行われて快適ですが、そのためには、より大きなパワーが必 要となってきたのです。

 パソコンも同じではないでしょうか。「Windows XP」は見た目もカラフル になり、便利な機能が沢山追加されました。そのために大きなパワーを必要 とするのです。

 昨年の8月に「Windows XP Professional 評価版」を、当時の私のメイン マシン(DEll Dimension XPS R400 Pentium2 400MHz 256MB)にインストール して使ってみましたが動きが遅く、読者の皆さんには、この程度のパソコン ではパワー不足とお伝えし、私自身も新しいパソコンを買う切っ掛けになり ました。

 ところが、余計な機能を削除してパフォーマンスを優先させすれば大丈夫 ではないかと考え、再度、上記のパソコンに「Windows XP Professional」 をインストールして、下記の設定をしてみました。

  1. 「スタート」→「マイコンピュータ」とクリック、→「ツール」→「フォ ルダオプション」とクリックします。

  2. 「表示」タブを開き、→「詳細設定」欄の下記の項目のチェックをオフに します。

    「エクスプローラに簡易フォルダ表示を使用する」
    「タイトルバーにファイルのパス名を表示する」
    「ネットワークのフォルダとプリンタを自動的に検索する」
    「フォルダとデスクトップの項目の説明をポップアップ表示する」
    「フォルダのヒントにファイルサイズ情報を表示する」
    「ログオン時に以前のフォルダウインドウを表示する」
    「暗号化や圧縮された NTFS ファイルをカラーで表示する」
    「各フォルダの表示設定を保存する」
    「別のプロセスでフォルダウインドウを開く」

    「縮小版をキャッシュしない」はチェックをオンにします。

  3. 「フォルダの表示」欄の「すべてのフォルダに適用」ボタンをクリック、 →「OK」ボタンをクリック、→「マイコンピュータ」を閉じます。

  4. 「スタート」ボタンをクリック、→「マイコンピュータ」を右クリック、 →「プロパティ」をクリックします。

  5. 「詳細設定」タブを開き、→「パフォーマンス」欄の「設定」ボタンをク リックします。

  6. 「視覚効果」タブを開き、→「パフォーマンスを優先する」にチェックを 付け、→「OK」→「OK」とボタンをクリックします。

  7. デスクトップの何もない個所を右クリック、→「プロパティ」をクリック します。

  8. 「デザイン」タブを開き、→「効果」ボタンをクリック、→すべての項目 のチェックをオフにします。

  9. 「デスクトップ」タブを開き、→「背景」欄を「なし」とし、→「デスク トップのカスタマイズ」ボタンをクリック、→「Web」タブを開き、→ 「Web ページ」欄のすべてのチェックをオフにします。

  10. 「スクリーンセーバー」タブを開き、→「スクリーンセーバー」欄を「な し」にします。

  11. 「電源」ボタンをクリック、→「電源」タブを開き、→「モニタの電源を 切る」「ハードディスクの電源を切る」「システムスタンバイ」欄をすべ て「なし」にします。

  12. 「テーマ」タブを開き、→「テーマ」欄を「Windows クラシック」にしま す。→「OK」→「OK」とボタンをクリックします。

 また、常時起動のプログラムやアプリの中で、常時起動の必要がないもの は極力キャンセルしておくこと、デスクトップにはフォルダやファイルは勿 論、ショートカットアイコンも置かないことなどが必要です。

 以上の設定の結果、まあまあ満足できるパフォーマンスを得ることができ ました。「Windows XP」をインストールしたけれど動きが遅いと感じている 人は試してください。マイクロソフトでは、対応パソコンの CPU は 300MHz 以上、メモリは 128MB 以上のマシンといっていますが、 上記の設定をすれ ば大丈夫だと思います。